代表取締役 石丸 博士

リバティ・フィッシュ株式会社 代表取締役 石丸 博士

代表取締役 石丸 博士

リバティ・フィッシュ株式会社
設立 2004年5月
事業内容
    【ソフトウェア開発業】

  • モバイル機器、カーナビケーション、デジタルカメラ等、各種家電製品における制御系システム開発
  • 販売、製造、流通サービス業等、基幹業務アプリケーション開発
  • WEBサイトの企画、デザイン、HTMLコーディングから導入からWeb系アプリケーション開発
会社HP http://www.libertyfish.co.jp/

社名の由来

私は幼少時を岐阜県で過ごしました。
盆踊りと清流の城下町として有名な郡上八幡と深い所縁があります。
子供の頃、川で遊ぶことが多く、魚釣りは熱中しました。
岐阜県そして郡上八幡といえば鮎釣りがとても有名ですが、私たち子供の狙いは
アマゴという魚でした。

アマゴは「天魚」「雨魚」と書きます。
とにかく綺麗な魚で、川魚の女王と言われています。
名前も変っていますが、伝説や古くからの言い伝えも多く不思議な魅力を持った魚です。
このアマゴ、子供には釣ろうとしてそう容易く釣れるものではありません。
台風や大雨の後に稀に釣れることがある位です。もし釣ることができたら本日のヒーロー決定です。
アマゴは私たち子供にとって特別な、宝物的な、憧れの存在だったわけです。

会社の名前を考えた時、子供の頃の強烈なアマゴへの憧れと、ときめきの気持ちが駆け巡りました。
出会った人達から「特別な宝物」「出会って良かった」と思ってもらえるように!
という想いを込めて、アマゴをモチーフとした社名を付けました。
当社のトレードマークになっていますアマゴデザインから社名ロゴまで全て私の手作りです。

起業経緯

学生時代は、とにかくよく遊びました。
元来、調子乗りで人を笑わすことが得意だったのですが、ますます磨きが掛かりました。
この天性の素質のおかげで社会人になってから救われることになります。

大学は文系を専攻し、就職は金融機関を志しました。
幸い企業様から内定を貰っていましたが、当時、脚光を浴び始めた
コンピュータ業界がどうしても気になり、軽い気持ちでソフトウェア会社を受験してみました。
なんと、訪問初日の第一次面談終了後、その場で内定を貰いました。
「これは何かある」将来性を感じて入社を決意しました。

そんな決意とは裏腹に残りの学生生活は遊び呆けてしまい、入社前、全く勉強をしませんでした。
まあこんな調子ですから、当然最初の1年はとにかく何も解からない、貢献度ゼロ、
チームの足を引っ張る、迷惑を掛けると散々でした。

ここで私の天性の素質、ムードメーカーとしての才能が活きます。
どんな厳しい状況でもリラックスそして笑える場を作る。
特に厳しいプロジェクトでは重宝がられました。

その後、徐々に仕事が出来るようになり、お客様と同じ目標に向かって協力しながら
仕事を進めることにやりがいを感じ、気がついたらプログラミングの仕事が楽しくなり、
部下がつくようになり、2年目からはプロジェクトを任されるポジションになっていました。

その後、アパレル会社の情報システム部門に転職。
社内の基幹業務システムから社外システムに至るまで、販売管理、生産管理、
物流ロジスティックスと15年間に渡りシステムを構築しました。
「ビジネス目標の達成」「顧客に満足頂くこと」を常に考え、様々なプロジェクトを経験しました。
失敗の苦い経験も多々あります。
その失敗が糧となってシステムエンジニアとして成長でき、
今のビジネスマンポリシーの基礎となっています。

2003年、携帯電話を主としたモバイル端末のシステム開発に出会う事になるのですが、
ここでまた「これは何かある」将来性を感じました。
経験してきたシステムと全くジャンルが違うのですが、迷いはありませんでした。
今までの経験、実績、全てを捨ててでもやってみたいという一心でゼロから新しい事業を始めました。
優秀な仲間も集まって来ていましたので、2004年にリバティ・フィッシュを設立することにしました。

教育はどこにも負けない

IT業界はドッグイヤー(他業界の7倍の速度で進化する)。
技術面で優位性を保つことが厳しい世界です。
また昨今の世界的経済不況の影響をまともに受け、市場縮小は避けられません。
中小企業は淘汰の波にさらされています。

生存競争に打ち勝つには、精度の高いアウトプットと、ヒューマンスキルが
最大の武器であると考えます。
これらは共に教育によって会得できると確信しています。
当社は設立当初から社員教育には力を注ぎ、特に新人教育は
どこにも負けないノウハウと実績を持っていると自負しています。

内定者は入社6ヶ月前からみっちり研修を行います。
講師は社員全員参加、休日返上で実施します。
プログラム技術以外に、仕事に対する使命感、チャレンジ精神等、当社のDNAを伝承します。
入社を迎える4月には社会人経験1年以上同等の技術力とヒューマンスキルが身に付いています。
これが「当社の新入社員は凄い!」と言われる理由です。

この徹底した教育体制が、変らない顧客信頼と満足度の充実に繋がっています。

新たな挑戦

昨今、ITソフトウェア業界は市場縮小に合わせて雇用を減らしている会社が大半ですが、
当社は敢て人数枠を広げての採用を行っています。

当社では、現在、ふたつの大きな事業に取組んでいます。
ひとつは日本の将来を支えるであろう「次世代制御系システム」です。
今、日本は「温暖化ガス削減」「先端医療技術」「地域活性化」など
取組まなければいけない問題が山積みです。
これらの問題を解決するには制御系技術を駆使したシステム開発が不可欠となります。
しかし、これらの事業化には未だ数年かかるでしょうし、
全てが事業化される保障もありません。とてもリスキーな市場です。
当社は、だからこそ「これは何かある」、将来性を信じ、覚悟を決めて
取組んでいこうと考えています。

もうひとつは「オープンソースシステム」です。
少しでも低コストでITサービスを提供できるように、生産性の高さ、導入コストの低廉性、
オープンソースによる共通化を目的に「Linux」OS、「Ruby(ルビー)」言語の研究、
自社開発、セミナーを積極的に行っています。
今後、関西を中心としたオープンソースシステム普及のリーダーとしての役割を
担っていきたいと考えています。

事業が本格化する数年後、次世代を担う技術者が必ず不足します。
だからこそ、今、将来を見据えた社員採用と技術者の育成が必要だと考えます。
自分や人の成長に努力を惜しまず、当社と一緒になって挑戦し続ける皆さんを
これからも求めていきたいと思っています。