代表取締役 大村 昌慶

株式会社ダイムラーコーポレーション 代表取締役 大村 昌慶

代表取締役 大村 昌慶

株式会社ダイムラーコーポレーション
設立 H19.11.1
事業内容
  • 不動産投資の企画提案、戸建住宅、マンション・ビルの仲介
会社HP http://www.daimlar.jp/
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南も北も真ん中にも縁があった

私は母の実家のある愛媛県で生まれ、
その後すぐに父の実家のある札幌に移り、小学校3年生までは札幌で過ごしました。
その後は神奈川県の大和市の方に移り、今は町田に住んでいます。
転勤族ではありませんでしたが、南にも北にも縁があったんですね。
身体を動かすのが好きで、小学校から高校まではサッカー部に所属していました。
いわゆる強豪校ではありませが、サッカーを十分に楽しむことができたと思います。

元々、おぼろげにですが「いつかは社長になりたい」という夢を持っていました。
この夢自体は誰かの影響ではないのですが、父が大手建築会社に勤めていましたので、
建築や不動産への興味は父の影響があると思いますね。

「作る」から「営業」への転身

大学は建築学科を希望していたのですが、諸事情あって土木学科の方に進みました。
ただ、土木学科で扱うのはダムや道路整備など、
いわゆる公共事業が中心だったので、私の興味の方向とはズレてしまっていたんです。
そのため、2年ほどで中退し、自分のやりたいことを求めて建築関係の会社に就職しました。

最初の仕事はいわゆる力仕事です。しかし、これもやりたいことと違っていた。
そのため、23歳で賃貸の営業へと転職しました。
この『営業』が私に合っていて、一定の成績を収めることができました。
すると次第に「もっと色々な営業をやってみたい!」という気持ちが湧いてきたのです。
そこで、今度は不動産賃貸ではなく不動産販売の営業へと転身しました。
ここで務めた会社が私にとって大きなターニングポイントとなったと思います。

スパルタの違和感とフルコミッションの魅力

転職先の不動産販売会社はいわゆる売上絶対主義で、
かなりのスパルタでした。ここで販売の基本をしっかり叩きこまれましたね。
その経験は今にもつながっています。

しかし、良い経験となった一方で、違和感も強くありました。
それは売上絶対主義への反感です。
不動産というのは元々マイナスイメージがつきやすい業界で、
お客様も最初は「不動産はコワイ」と構えているケースが非常に多いのです。
私は父の影響もあり、元々建築や不動産に興味を持っていましたから、
そのお客様のイメージを変えたかった。
ところが、転職先の不動産販売会社はむしろ「不動産はコワイ」
のイメージを強めてしまいかねない営業方針だったのです。
結局、会社の方針と自分の理念が大きくズレてしまい、
2年ほどでその会社は退職しました。

その後は自分の理念に合った会社を求め、不動産系の会社を転々としました。
そして27歳の時、投資仲介系の会社に出会ったのです。
ここで私は投資不動産の面白さに目覚めました。
この会社はフルコミッションで、収入は全て自分の頑張り次第です。
いわば、個人事業主のような状況なのです。

元々社長をやってみたいと思っていた私にとって、
この形態は魅力的でしたし、かつ、非常にやりがいがありました。
そして28歳のとき、今の会社の前身となる資産管理会社を立ち上げたのです。

「何か」を待つのをやめて道が拓けた

小さい頃から社長になりたいという気持ちは持ち続けていたものの、
「今はまだその時じゃない」というような気がして、一歩が踏み出せない状況が続いていました。
なんとなく「何かを待っている」節があったんですね。
準備をもっと万端に整えなければならない気がしていた。

しかし、ある日ふと思ったのです。
「私は一体何を待っているのだろう? 待っていても仕方ないんじゃないか?」
そこで、『準備をする』から『今やれることをやる』に気持ちを切り替え、会社を立ち上げました。
最初は自分だけでこぢんまりとはじめようと思っていたのですが、
たまたま同僚に話をしたら賛同してくれる人がたくさん出てきて、
あっという間に資産管理会社から今の投資不動産会社の形になりました。
やれることをやったら一気に拓けたんですね。
ずっと「何か」を待ち続けていたら今の私はなかったでしょう。

水面下をオープンに、売り込みを提案に

投資不動産は、物件が水面下で動いていることが多く、
あまり人目に触れない状態になっていました。
そこで私たちは今まで水面下に合った情報を引き上げ、どんどんオープンにしていったのです。
こうすることで、不動産投資は『売り込み』から『提案』『プランニング』に変わります。
社員は『営業マン』ではなく『プランナー』として、『売る』のではなく『企画・提案』をする。
それが私たちのモットーです。

あと、様々な不動産会社で経験を積んだことにより、
融資関係のノウハウも蓄積しています。
不動産投資と融資は切っても切れない関係にあるため、
ここを強化していくこともよりよい提案のための重要な役目だと考えています。

視線は日本から世界へ

今は日本の投資不動産のみを取り扱っていますが、
今後はどんどん海外の物件、特にアジアの物件を扱っていこうと考え、
様々な計画を立てています。具体的にはフィリピンやタイ、マレーシア、ベトナム等ですね。
特にアジアは可能性の宝庫です。実際にアジアを訪ねてその思いをより強くしました。
あとは、物件だけでなく、お客様もグローバル化していきたい。
海外支店を作ったりして、日本だけでなく、海外の資産家の方もお客様にしていきたい、
世界中の投資物件を世界中の資産家に仲介したい、それが私の夢です。

「不動産業」は「人間業」

不動産業は非常に人と人との繋がりが重要な『人間業』です。
良い情報もお客様も、人と人との繋がりからしか入ってこないのです。
だからこそ、ひとつひとつの縁を大切に、心を込めておすすめしていくことが大切です。
お客様に喜んでいただければ、そのお客様から口コミや紹介が生まれ、
新しい情報が入り、その情報が別のお客様の役に立ち……と、好循環が生まれます。
ひとつひとつは地道に思えても、結果は必ず後からついてくるのです。

学生さんにアドバイスしたいのは、
自分が正しいと思っていることを信じ、それに対して強くあること。
『ひと』ベースの仕事は常に向上心を持ち、お客様に感動を与え続ける必要があります。
そのためには自分自身をしっかりすることが大切なのです。
それと、どんどん海外に出て、世界を見てきてほしい。
日本は学生さんが思っている以上に鎖国的です。
だからこそ外に出て、外の可能性を感じることが大切だと思います。