代表取締役社長 高橋 茂一


代表取締役社長 高橋 茂一

設立 1984年 (昭和59年)
事業内容
  • クリエイター専門の人材派遣
  • クリエイター専門の人材紹介
  • クリエイティブ業界向け新卒採用支援事業
  • クリエイターおよびクリエイティブ業界向けセミナー事業
  • コンテスト・コンペ総合情報サイト運営
会社HP http://www.y-create.co.jp/

26歳で起業。気づけば創業30周年。

親が事業をしていた影響で、学生の時から、将来は起業するものだと考えていました。
『サラリーマン生活』というものが想像できなかったのです。
大学を卒業して大手就職情報誌の会社に就職し、様々な経験をさせてもらいました。

そして、26歳の時に西麻布の7坪程のマンションで起業しました。
何も分からないままの会社設立でしたが、いろんな出来事を柔軟に乗り越え今までやって来ました。
何も分からないまま始めたから当然大変な経験も沢山しました。
その中で、一つの目標に向かい何人かのメンバーで仕事をして行くうちに
それぞれの考え方、仕事の仕方に相違が出始めました。
最終的に「やりたい思い」が一致したメンバーが残り定着し、ここまでやってこれました。
お客様方からお祝いの花が贈られて来て、ようやく30周年になった事に気がついたんですよね。
26歳での企業は一般的には早いと思いますね。
会社の仕組み、人脈、人事制度、法律などを勉強してからの方が本当は良いのかもしれませんね。

いい人材を採るのは社長の人格次第

会社の人事制度と言うより社長が会社の法律のようなものですからね。
新卒を育てようと言う考えのある社長の会社であれば、積極的に新卒を採用し育てる体制があるはず。
育てられる(指導出来る)人材ができたら、積極的に新卒を採用し育てる。
そうすれば、次のステージへ進める。
「新卒」=「まっさら」であるから、ポテンシャルがある人材を採用すれば、育っていくものです。
新卒を育てる事が大切だと言う考えがある会社は、受け入れ態勢もできているはず。
弊社は社員全員で学生を見て、採用活動をしています。
「教える時間がない」「何も知らない新卒に仕事を任せられない」と言う文化のある会社は伸びないと思いますね。
しかし「育てる体制」が整っていない会社が新卒を採用しても、人材は育たない。

私は説明会に今でも出ています。
それは学生が会社のトップに会う事が大切で企業理念を知ってもらうためです。
うちの会社に入りたいと思ってもらうのが私の役割ですから。
学生の皆さんには出来るだけ企業のトップに会う事をお勧めします。

クリエーターに特化した説明会

学生に「どんな会社に入社したいか。」と聞くと、ほとんどが大企業の名前をあげますよね。
しかし大企業に就職出来る学生はほんの一握りなんです。
小さくても個性のある会社は沢山あります。
しかし、そういう会社は説明会などを開く機会がないんです。
だからそういう会社を集め、さらに美大生にアプローチし「学生と企業が出会う機会」を私たちが創っています。
クリエイターだけでなく、プランナー・ディレクター・営業職の部門の説明会も行っています。
なぜ、クリエイターなのか。
それは、『一味違う発想』を最大限に活かせないか?と思ったからです。
『成長企業の陰には、必ず有能なクリエイターがいる』と理解すると、
クリエイターが日本社会を元気にする起爆剤であり、
企業も早い段階で優秀な才能を持つ人材と組むべきだと見えてきたからなんです。
日本の成長のカギはクリエイターが握っているのだと考えています。

自立するクリエーターの支援

デザイナーやクリエイターは40歳くらいが一つの境目なんです。
若い人材が入って来れば企業は若い発想の方が良くなって来ます。
そうなると今までのクリエイターはマネージメント業務を求められます。
クリエイターは職人的な仕事ですからマネージメントには向かない場合が多いんです。
そうすると仕事が減っていきます。
だからこそクリエイターは自立する必要があるんです。
転職しようとしてもその時には難しい。

そうならないよう、いろんなプロジェクトに参加し仕事をしている時に、
自ら営業し、人脈を作っておく事が大切。
自立と独立は違います。
自立とは自らの名前で仕事が入る様にする事なんです。

その為にはクリエイター向けコンテストで受賞歴を作る。
自治体などでもいろんなコンテストは行っています。
コンペに参加して仕事をもらう。
仕事に限りはありますが、在宅で出来る仕事もあります。

その為のセミナーを行っています。

海外へ流出している優秀なクリエーター。

クリエイターが学べる場がある国はアジアでは日本以外には殆どないと思うんです。
なぜなら、アニメや映画がたくさんあるからです。だから優秀な人材は沢山いるはず。
しかし、せっかく学んだ人が世に出て行く第一歩が閉ざされているんです。
日本は95%が中小企業なんです。
でも中小企業が良いクリエイターに出会う機会がないんですよね。
だからどんどん優秀な人材が海外へ流れてしまうんです。
それをくい止める為にも、中小企業・ベンチャー企業と学生が「出会う場」を提供する必要があると私は思っているんです。

学生も大企業にばかり目を向けず中小企業で力を発揮する事を考えなければいけないですね。
小さくても技術力がある企業はたくさんあるんですから。
日本の優秀な人材が海外へ出て行ってしまうのは残念な事ですから。

企業が求める人物像とは

簡単に言えば「素直な人」ですね。
周りのいろんな人から指摘されてもそれを「ありがとう」と受け止められる。
そうするといろんな人がいろんなアドバイスをくれます。
それによってあらゆる情報が得られるんです。
結果正しい判断が出来るようになるんです。
「素直」に周りからの指摘を受け止められない人は伸びないですね。

もう一つは組織の中で「プロ」になれる事。
それは企業が決めた方向性にもし疑問を持ったとしても、決まった事は目標達成するためにみんなで努力する。
そうする義務があると言う事です。
勿論議論する事は必要です。
しかし自分が「何か違う」と思ったとしても、
決まった以上は成功へ導く為に全力で努力するのがプロだと言う事ですね。

うちでは導入教育もしています。
社会人としてのスタートが大事だからです。
社会人としての基礎、HPの最新の作り方、
ソフトの使い方など基礎教育を受けてもらってから社会人としの第一歩をスタートてもらう為です。