代表取締役 池田洋宣

代表取締役 池田洋宣

設立 2012年12月21日
事業内容
    • オンラインプログラミングスクール「CodeCamp」の企画・運営
会社HP http://corporate.tribe-univ.com/

何か大きな事を成し遂げたい。

何か大きな事を成し遂げたい。
それも、社会を変えていく、そして社会の役に立つという事で大きな事を。
当時中学生であった私は、漠然とこの様な事を考えていました。
皆さんにとって、この「大きな事」には何が当てはまるでしょうか。

政治家となって日本を変える。
または芸能人となって目立つ。
これらも「大きな事」には違いないでしょう。
しかし当時を見ると、社会を変えていたのは「起業家」の存在。
幼いながら、私は漠然とこれを目指す事を決めたのです。

具体的に動き出したのは大学時代。
大学で行っていた起業向けの講義、またある時は本で、
起業に向けての勉強を始める事となりました。
結論として得たのは「営業が大切」という事。
個人事業主の様な形で、まずは売る力をつけるところから始める事となったのです。

ダイレクトにお客様と接点をもって、物理的に売っていく。
勉強として力をつける目的も当然ありましたが、自分自身も楽しんで行えていた業務でしたね。

成長のために

個人での営業業務は楽しむことが出来ていたのですが、
これではいけないという思いも同時に働いていました。
稼ぐことは出来ても、このままでは事業を拡大することはかなわない。
私が叶えたい事はもっと大きな事であったはずなのです。
そう考えた私は、もっと大きなビジョンを、社会を動かすもっと大きな仕組みを作る為、
その実現のために必要な事を学ぶ場所を探し始めたのです。

学ぶ場として決めたのは、ネットベンチャーという業界。
特に起業時のビジネスモデルを持っていなかった私は、
これから来るであろうインターネットやモバイルの時代に合わせて、
多くの経験が積める場所を求めていたのです。

そうはいっても完全に未経験の場。
一筋縄にはいきません。
学部も文系であった為、
自身でIT知識やWEBデザイン・プログラミング等についても、勉強する事となりました。
しかし、その苦労の数だけ学ぶことも多く、経験を積むことが出来たのだと思います。
ここでの経験と、次の会社での経験を合わせ、独立することとなるのです。

インターネット×教育

「自分がやりたい事は何か」
転職のきっかけはその考えによるものでした。
その企業で行っていた業務は、クライアントの要求に応じたものが多く、
ある意味で仕事が選べなかったのです。
その中で、本当に自分がしたい事を考えるようになりました。

「インターネット×教育」
それが、私の答えでした。
当時、まだまだ未開であった教育のネットを介した事業。
ここに目をつけ、前職へと移る事となりました。
先述したとおり、私は社会貢献への意識が強かったので、
貢献度が目に見えやすいこの業務はしっくりくるものでしたね。

しかし、丁度私が転職した時期、
世界的にインターネットを介した教育が急速に広がり始めたのです。
今までの動画配信のみではなく、リアルタイムでの授業など形態はさまざま。
当然その波は日本まで押し寄せ、周囲で私が行おうと思っていたビジネスが繰り広げられ始めます。
ネット企業での経験にネット教育企業での経験を足し、
このタイミングで独立を決心しました。

社会貢献意識を形にする

実際に社長職についてみて、
想像していた以上に、オールランダーとして様々な業務をこなし、
意思決定をし続けなくては行けないという事に気付きました。

様々な仕事に追われながらも、私が常に持ち続けていた意識、
「何かを人のために。何かを社会の為に」
という想いは一貫していました。
その想いと社会が求める需要、そして自分の出来る事。
これが重なる所に、インターネットを介したプログラミング教育というものがあったのです。

私自身、WEBデザインやプログラミングを、独学で学んで苦労した経験を持っています。
しかし、いわゆる専門学校に行くにもにもそれなりの金額が必要。
周囲に気軽に聞ける相手がいるとも限らない。
更に、学べたとしてもそれはあくまでインプット。
その学びをアウトプットする場を見つけるのは大変な事なのです。

この様な状況を変えるという意味で、
これからの社会にとって、非常に意義のある事業であると考えました。
まさに貢献と需要と自身の経験が全て揃った所だったのです。

世界でのエンジニア需要

現在、国内のプログラミング学習サービスはそれほど多く現れていません。
その意味では、競合他社と市場を取り合うという事も少ないという状況。
むしろ新たな開拓者となる事が求められているのが現状ですね。

大きい会社であれば、社内においてそれなりに教育体制が整っている会社も多いですが、
中小・ベンチャー企業では、教育に十分なリソースを割くことができない会社も多くあります。
その部分を我々が埋めていきたいと考えています。

また、最終的には世界を視野に入れていきたいですね。
まさに今、世界は深刻なエンジニア不足を迎えようとしています。
アメリカでは、2020年にエンジニア人材が100万人不足するとすら言われているのです。
弊社サービスを通して、エンジニア不足という大きな課題を少しでも解消していければと思っています。

それと同時に、5年以内の上場を目指して動き出している所です。
その為には、ユーザーを増やす事が不可欠。
そして、ユーザーを増やすためには、
プログラミング学習の文化を根付かせることが必要なのでしょう。

リミットを設ける

スキルを持っているか、という事よりも、成長志向があるか。
これが現在は重視されているように思えます。
大企業では20年かかるだろうという事、それを2年で達成する。
この様な想いを達成しようと思えるかどうかが重要なのです。

今の学生を見ると、
私が学生であったころよりも知識や経験のレベルが高いと思います。
それは、インターネットを通じた情報量の差や
インターン制度などが充実してきたのも影響しているのでしょう。
調べられること・経験できることが多いのです。
そこから来る起業の為の能力やチャンス。
これらは沢山あると思うのです。

しかし、逆に言うと、
色んな情報や選択肢がある分だけ、一つを選んで実行するということが
難しくなっているのかもしれません。
もし、起業を考えているのだとしたら、
自分自身にリミットを設けて、その期間は一つの事に集中するということも必要だと思います。
例えば就職までの2年間。
このリミットをどう使うのか、等しっかりと考えてみてください。

また、お話したとおり、
現在、プログラミングスキルが強く求められている状況下。
学生の皆さんも、起業するしないに関わらず、
プログラミングを学ぶことをお勧めします。
何をするにしても、お金を稼ぐ・仕事を得る上での保険となりますし、
自分を売り出す力となる事でしょう。